スキューバダイビング器材の種類

スキューバーダイビングをはじめるにあたって、必要になるのがダイビング器材です。
数が多くて忘れてしまいそうになりますが、これらのダイビングの道具は全てダイバーの命を守ってくれるものです。
快適なダイビングはもちろんですが、海の中は陸上とは違う過酷な環境下に身を置いていますので、しっかりと器材は準備したいところですね。
ダイビング器材には主に3つの種類があり、軽器材、重器材、スーツの3種類に分かれています。

ダイビングの器材:軽器材とダイビングコンピューター


軽器材とは比較的重量が軽いものを指します。
ダイビングの軽器材にはさまざまな用品があり、「マスク」「フィン」「グローブ」「ブーツ」「ダイブコンピューター」などが当てはまります。

ダイビング用のマスクは、鼻までを覆う形になっているのが特徴です。
フィンはダイビング時にスムーズに水中を移動するために使われます。素足で直接履くタイプのものやブーツに取り付けるタイプのものがあります。グローブとブーツはケガの防止のため、主に手足を保護する目的のために使用します。
ダイブコンピューターは現在水深やダイビング可能時間、浮上速度,休息時間などを確認するほか、ダイビング後の減圧症を予防するために、安全停止表示や飛行機搭乗までの時間をあける必要がある場合、その時間などを知らせてくれます。

ダイビングの器材:重器材

重器材とは比較的重量が重いものを指します。
主には「タンク」や「レギュレーター」、「BCD」のことを言い、ダイビングを行うにあたって必要な器材です。

タンクにはスチール製のものやアルミ製のものまでさまざまな種類があり、タンク容量、重量、素材、浮力によって選択します。
レギュレーターは、タンクに入っている高圧の空気をどのような環境でも人間が抵抗なく呼吸できるように調整する器材です。

BCDは、ジャケット型の器材でタンクを背負い、空気をジャケット内部に出し入れすることで浮力を調整する浮力調整装置としての役割を持っています。

ダイビングの器材:スーツ

海に潜った際に、体を岩などから保護したり、水温によって体温を奪われないために必要なのが「スーツ」です。
スーツには水着を着たまま着用するウェットスーツ、と体が濡れないドライスーツがあります。

ウェットスーツでは体が濡れてしまうため、低い水温の海に潜ることには適していません。逆にドライスーツは比較的低い水温の海にでも潜ることができます。

このように、スキューバーダイビング用品にはさまざまな種類の道具があり、またどれも欠かせないものなので、きちんと揃えておきましょう。