Cカード講習について

安い料金・価格には必ず理由があります

ダイビングを始めようと思いダイビングショップのホームページを検索、Cカード取得の料金を調べると、激安金額でCカードをとれるお店もあります。
Cカード取得コースがキャンペーンで¥20,000〜¥30,000台、さらにはレンタル機材も無料しかも¥20,000円を切るところもあったりします。

料金設定はお店次第の方針ですから其々料金格差があるのはわかりますが、ほぼ間違いなく言えるるのは、仕入れから見てもこの価格ではCカード講習絶対にやるだけ赤字だということです。
なぜ赤字でも激安Cカード講習価格が存在するのでしょうか?

講習の赤字はこうして補う

全国のダイビングショップ平均価格相場

赤字でもやっていける?ダイビングショップはボランティア?いえいえそんな事はないですし、ボランティアでやっているわけではありません。Cカード取得講習が赤字なら、他の部分でそれを補わなければいけません。

その赤字分を最初のCカード取得コースとセットになった最近多いのは「申込み時からの追加のステップアップコース」なので補填するパターン。
この様なショップのメリットは「まずはダイバーになって、その後継続して貰うために、最初の料金は低くしている」ショップの経営方針。これはこれで将来的に長く趣味としてダイビングを続けるにはとてもお得な選択ともいえるでしょう。

ダイビングを始めようと思うならばそのお店の経営方針や運営方法など直接お店の説明会などに出向き確認することが必要だ。その上で契約書や重要事項説明を提示してもらい内容を検討し申込みをすれば後々「そうは思わなかった」「話が違う」などのトラブルは解消できるはず。100店お店があれば系列店以外は価格も方針も皆違うことを理解しておいてください。

契約トラブル参考事例

トラブルは、お客様との認識の違いや理解不足や説明不足から起こる場合が多くあります。こうしたトラブルはお客さんとショップ双方が不幸になります。

以下 事例を参考にしてください。

相談事例その1

「Cカード取得は○○,○○○円!」と格安の表記をして口コミサイトも高評価。ここなら安心と申込みをしたらステップアップ講習が同時に申込義務があると言われた

そのステップアップ講習を、お客さん自身が「受けたい」「参加したい」と思っているものなら、何ら問題はありません。
ただ、受けるどうか迷っていたり、ましてや申込みの段階から上級講習を受けることになったりすると、トラブルの原因になります。口コミサイトを信じてお申し込みにきたのに実際は違うことも多いのはダイビング口コミサイトは多くは個人運営などで作成されたものも多くその運営費は出稿広告などに頼るものです。出稿広告を出す変わりにお店のランキングがアップすればそれは正しい口コミにはなりません。相談者様もそのようなカラクリを知らず安易に口コミを信じてしまい罠にかかってしまったパターンです。信頼できる口コミはやはり各ダイビング指導団体が行っている口コミ表彰やグーグルなどのパブリックなものが参考になると思われます。
ショップ側がその講習・ツアーの価値をしっかりと伝えていて、お客さんもそれを理解して「それなら参加したい」と思っているなら、トラブルは起こらないでしょう。

相談事例その2

「キャンペーン価格Cカード取得○円!」の表記があるが、そのCカード取得コースを受けると必ず自分用のダイビング器材を買わなければいけない場合。

このケースもネットなので度々出てきますが、自分自身がその器材に対しての必要性価値を学科講習やプール講習なので見出し、自分の意思で「買いたい」「自分には必要なものだ」と思っているのなら、問題はありません。
ただ、必要と感じていない器材を買うことになるのは、トラブルの原因です。
お店の運営方針だとしても、Cカード講習を申込みするときに、器材購入が義務付けられているかどうかなど契約書や重要事項確認書を事前に提示し契約時には読み合わせをあるなど徹底し消費者保護を業者側は消費者側も自己保全のために細かく内容を確認することが必要です。

申込み時に器材やステップアップをセット販売することがネットでは悪徳商法だとかなど書かれているケースも多く見受けられますが、ダイビングショップの多くは小売業者です。商品を販売して利益を上げるのがダイビングショップの商法です。器材を販売したりツアーを販売すること自体は何ら問題はないのですが、問題なのは、最初に条件を提示していなかったり、定価以上に価格を釣りあげたり、必要としない講習まで組み込まれていたり、などのトラブルです。このようなトラブルを未然に防ぐためにも金額の大小に関わらず契約書(了解事項確認書)や重要事項確認書などに記載されている事項は何度も納得いくまで読み理解することが大切です。